環境認識の解説2

環境認識の解説2

よろしければ、こちらの前回の解説記事から御覧ください。

 

リアル知人に質問されたので、その回答を記事にしてみました。

私の環境認識方法のMTF(マルチタイムフレーム)部分の解説をしてみます。

当たり前の事であるし、偉そうに「解説」なんてするのはガラではないのですが、

気が向いたのでやってみます。ご笑覧ください。

 

各時間足個別の認識方法については、以前に環境認識の解説1で解説をしたので

先に読んでおいていただけると、理解しやすいと思います。

 

環境認識の解説1で書きましたが、私は各時間足で3つのEMA(200,75,25)を使っています。

そして、3つのEMAと現値の位置で、いくつかのパターンに分けて環境認識を行っています。

例えば、

ローソク足実体 > 25EMA > 75EMA > 200EMA = 上昇トレンド認識

ローソク足実体 < 25EMA < 75EMA < 200EMA = 下落トレンド認識

としています。

この前提で、以下の手順を見てください。

 

画像は、2021年1月9日現在のものです。

まず、4時間足に日足の3つのEMAを出してみます。線の細い順に25、75、200です。

4時間足に日足のEMAを表示しているのでカクカクしています。

現状、日足は上昇トレンド認識中です。

 

更に、4時間足を重ねて出します。

黄色が4時間足のEMAです。日足の25EMAに4時間足の3本のEMAが絡むほど上昇の勢いが強い状況です。

例えばこれが、4時間足の3本のEMAが、日足の200EMAに絡む状況であればどうでしょうか?

現在の状況に比べて、上昇の勢いは弱いと思えるのではないでしょうか。

 

では、更に時間足のEMAを重ねて出します。

これでは小さすぎるので、現値付近をアップにします。

更に、赤い矢印と、緑の矢印を付けました。

赤の矢印は、日足、4時間足の上昇トレンド認識中に時間足が下落トレンドを認識した箇所です。

つまり、「時間足レベルの押し」が発生した場所。

緑の矢印は、日足、4時間足の上昇トレンド認識中に時間足が下落トレンドを認識した後に、上昇トレンドに回帰した箇所です。

つまり、「時間足レベルの押し、の後に時間足が上昇トレンドへの回帰」が発生した場所。

 

どちらも買いで入るには良い場所です。

実践では、更に15分足と5分足も使用しますし、レジサポがない場所ではエントリーしません。

 

このように、MTFで環境を認識することで、単体の時間足では認識できなかったり、

別々の時間足を切り替えて確認すると見落としてしまうような「現値の位置する状況」を

詳細に確認し、認識する事ができます。

例えば、時間足の下落トレンドは、

4時間足、日足の下落トレンド中の時間足の下落トレンドなのか、

4時間足、日足の上昇トレンド中の時間足の下落トレンドなのか、

によって、エントリー方向が全く逆になります。

上記の2例で買いエントリーする場合、前者は「逆張り」ですし、

後者は「順張り」と言えるのではないでしょうか?

この場合の順張りと逆張り、どちらが有利かは言うまでもないと思います。

 

ということで、私はこのような手順を用いて環境認識を行っています。

ここで重要な事は、同じ時間足の下落トレンドでも置かれている環境に依って、立ち振舞が変わってくると言うことです。

おのずと利確位置、損切り位置も変わってくるはずです。

 

最後に、前回も書きましたが、この手順が正しい訳ではなく、私が考えて、私が使っている方法を紹介しただけですし、

私の考え方の一部分の説明しかできていません。

考え方の参考程度にしておいていただければと思います。

 

では、これにて私の環境認識方法のMTF(マルチタイムフレーム)部分の解説は終了です。

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